100歳大学とは

「100歳大学のねらい」と「仕組み」

人生100歳時代は、長い老いを生きる時代。
それだけに、一人ひとりが「覚悟と備え」を求められる。
世界各国に子どもの成長期に「大人になるために学ぶ仕組み」が義務教育として用意されているように、老いの時期にも、「老いの生き方を学ぶ仕組み」が求められる。それは老いの生き方の基本を体系的に学ぶ仕組みであり、「義務教育」を目指して各自治体が開設し、健康なシニアの養成とシニアの活躍による「健康なまちづくり」を目指すのが100歳大学である。

100歳大学の特徴

  1. 「地域包括ケアシステム」「地域共生社会」「新しいつながり」の源となります。
  2. 2000年に介護保険制度が出来て以来、介護関係に携わってこなかった企業も介護保険事業に入ってきました。
  3. 支えあいによる地域包括ケアシステムの構築
    自助:介護保険・医療保険の自己負担部分
    互助:費用負担が制度的に保障されていないボランティアなどの支援、地域住民の取組み
    共助:介護保険・医療保険制度による給付
    公助:介護保険・医療保険公費(税金)部分
  4. 地域包括ケアシステムとは
    団塊の世代が75歳以上になる2025年を目安に、重要な要介護状況になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護予防・生活支援が一体に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。
    病院や介護施設で少しでも元気になれば自宅に戻り「元気な高齢者が支援」して行きます。
  5. 生活支援コーディネーターは第1層協議体、第2層協議体とあり、第3層協議体のコーディネーターを作ることが難しく、滋賀健生アドバイザーが第3層のコーディネーターとなり100歳大学卒業生が「支援を必要とされている人の処」でお世話をする。
  6. その為、100歳大学では最初の3ヶ月を「日本の現状を学び直し」受講生が「こんな状態であれば元気な私たちが頑張って{もう一肌脱ぐ}」という気持ちになってもらう。
  7. 次の3ケ月で現在実際に活動している事業者に講義に来てもらって日常の活動を話してもらう。
    受講生たちは、「こんなことが求めれているのか?」「こんなことであれば私たちもできる」と認識してもらう。
  8. 最後の4ケ月は「卒業したら何をするのかを考える」
    受講生は「身近な問題と過去の経験を活かしていくつかのグループに分かれて相談をする」
  9. 「100歳大学」は卒業だけではなく、卒業支援として卒業生が「これからの地域づくりに貢献する活動」に参加できるように支援いたします。